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タグ「サッカー書評」の一覧

これまで書いてきた書評のうち何本かの記事がCOACH UNITEDに掲載されることになりました。

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COACH UNITEDは「すべてのフットボールコーチのためのWEBメディア」をうたい、2014年2月にローンチしたサイトです。ネットメディアを用いたオンラインセミナー(有料)にて、時間や地域に縛られず学ぶことができる環境を提供しています。

無料コンテンツとしてコラム、練習メニューに並んで書籍の紹介コーナーがあり、そこで拙ブログの記事が掲載されることになりました。ちなみにコラムのコーナーではアーセナルサッカースクール市川の代表である幸野健一さんやドイツでサッカーコーチを務める鈴木達朗さんなどそうそうたるメンバーが連載をしていて、見どころ満載です。

一発目に紹介されたのは[書評] 知られざるペップ・グアルディオラ サッカーを進化させた若き名将の肖像です。本書の書評は個人的にも力を入れて書き上げた力作ですので取り上げていただいて嬉しいです。紹介先のCOACH UNITEDではプロフィールに本名も紹介していただきました。

今後も何本か掲載いただけることになっています。引き続き拙ブログをご愛顧いただけると非常に嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。



tags coach united, コーチユナイテッド, サッカー書籍, サッカー書評, フットボールコーチ


サッカー書評集、僕がやってみたいことでもある。

本書はサッカー書籍153冊の書評を一冊にまとめた、おそらく初めての「サッカー書籍の書評集」である。「こんな書籍あったな」というものから「これはまったく聞いたことがない」というものまで、2002年~2013年まで古今東西のサッカー書籍が集まっている。

カテゴライズされているわけではないので多少の探しにくさはあるが、サッカー書籍を探したい人のインデックスとして役に立ちそうだ。

書評以外の記述が奥深い

僕も1年間ほどサッカー書籍の書評ブログを続けていて、僭越ながら著者の佐山一郎氏に共感する記述が多い。いくつか引用させていただく。

思いの込もった本に対してごく短い文章量で応えるのはとても骨の折れる仕事です。指定文字数は多いほうがむしろ楽なくらいですよ。(P.85から引用)

同意。読む人は大変かもしれないが、長く書いた方がこちらの伝えたい内容を全て込めることができるという点で安心感がある。もともとは朝日新聞の書評(新刊評)欄で連載を始めたことが書評のきっかけであったようなので、文字数が限られた中で書評を書くのはさぞ大変だったことと思う。


言うまでもなく、本の執筆には想像以上の労力が費やされる。絶賛調で紹介されていれば、どんな大家でも有頂天。反対に痛いところを突かれれば一生ものの恨みにつながりやすい。しかもきちんと読んでいるか否かについていちばん敏感なのが著者なのである。

けじめも境界もなくしてしまう大衆迎合化だけは阻止したい。でもせっかく生まれてきた子をとりあげたからにはたくさん売れて欲しい。そんな複雑な思いで僕は新刊評をやって来たように思う。それはこれからも変わることがないだろう。(P.127から引用)

こんなブログでさえきちんと読まれたらうれしい気持ちになるのだから、著書であればなおのこと。書評を書くからにはきちんと読む。そして大衆迎合化、避けたいところである。売れてほしい気持ちがあるけれど、売ることが目的になってはいけない。この境目が難しい。


― 1冊、1冊を丁寧に精魂込めて書評される姿勢は見習わないといけないと思います。1冊の本を書評するにあたって心がけていることは何でしょうか?

佐山 対峙するという意味ではロング・インタビューのような真剣勝負ですね。本気度とか努力の総量を浴びるように感じるということでしょうか。基本的な願いとして、良い本であればぜひ買って所有してもらいたいんですよ。新刊評=広告コピーである必然性はないんだけど、自分の潜在意識としては気前よく買って欲しい。(P.289から引用)

僕は、プロサッカー選手以外にもサッカーを通じて食べていける人が少しでも増えたらいいと思っている。だから、良い本であればぜひ売れてほしい。僕のブログがどこまで貢献できるか分からないけれど、少しでも売上に寄与できれば嬉しい。

そのためには、書籍をしっかりと読み、正面から対峙して、自分に書ける最高のレビューを書くことがせめてもの礼儀だと思っている。手にとったことがない本であったり、たいして深く読んでいない本を紹介したりすることは僕は絶対にしない。


そして佐山氏は、得にもならないことを威勢よく言ってしまうと前置きした上で、「はじめに(口上)」で次のように語っている。

同業者の書評で巧い、面白い、とりあげたその本、ぼくも読んでみたいと感じることがほぼないに等しいのだ。

となれば、本がつまらないのは全面的に作者のせいなのかという問題にも発展してゆく。評価を避けて毒にも薬にもならない紹介文を繰り返している案内人にも悪循環の一因があるのではないか。もしそうであるなら、少しでも改善への意欲を示して、新たな道筋をつけるべきではないのか。

思えば、そうした黙しがたい感情をこっそり隠し持つこの11年なのであった。(P.2から引用)

この道筋に続いていければ、そしていつか道筋を僕自身がつけられれば。そんな想いにさせてくれる、勇気づけられる一冊である。

おもしろいほどにかぶらない書評

本書は年代別に章が分かれており、最終章では2012年~2013年の約2年間における88冊の書評が紹介されている。この2年間であれば僕もだいぶサッカー書籍を読んだと思っているのだが、おもしろいほどに佐山氏と書籍がかぶっていない。かぶっていたのは88冊中以下のたった6冊。

  • サッカー選手の正しい売り方(小澤一郎) →筆者のレビュー
  • Jリーグサッカー監督 プロフェッショナルの思考法(城福浩) →筆者のレビュー
  • フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点(テレビ東京FOOT×BRAINプロジェクト編) →筆者のレビュー
  • I AM ZLATAN(ズラタン・イブラヒモビッチ) →筆者のレビュー
  • ザ・シークレット・フットボーラー(ザ・シークレット・フットボーラー) →筆者のレビュー
  • ボールピープル(近藤篤) →筆者のレビュー

     


これは僕にとってはうれしいことで、本書を読むことで読みたい書籍がたくさん増えた。早速いくつかAmazonでポチっと。書評を通じて書籍を買うという行為こそが書評者にとっての喜びであろうから、少しは貢献できたかしら。佐山氏にペイされる仕組みでないことが心残りだけれど。



tags サッカー書評, 佐山一郎, 夢想するサッカー狂の書斎

書評の考え方

僕が実際に読んで気に入った書籍だけを紹介します。気に入る書籍の定義は難しいのですが、例えば以下のような書籍は一生懸命読みます。

  • サッカーにおける複雑系や相互作用を大切にしていること
    「こうすれば勝てる」「こうやって観ればサッカーが分かる」といった簡潔な結論に結びつけようとする内容は好みではありません。読み手に対する分かりやすさは大切ですが、言い切りは本質的な要因から視線を遠ざけてしまいます。
  • 具体的な表現に踏み込んでいること
    抽象論は誰でも語ることができます。例えば「バランスが大事」という表現は否定のしようがないのですが、どのようにバランスを取ればよいかのヒントにはなり得ません。試合中に実際に起こった具体的なプレーを帰納的に扱い、演繹的な抽象論と結びつけているような論調が好みです。
  • 書き手の主張が読み取れること
    有名なプレイヤーや監督の表現を借りてくるだけでなく、書き手本人の主張とその論拠を示してくれていると、仮に僕と意見が異なっていても頭の体操として非常に有用だと感じます。
  • 書籍の使い方が明確であること
    練習の具体的解説、観戦に役立つTips、バラエティ本など、目的が明確な書籍は手にとることがあります。


書評のカテゴリーは随時増やしていくわけなのですが、分類が難しい書籍もあり、僕が「これが一番近いかな」と感じたままにカテゴライズしています。



tags サッカー書籍, サッカー書評, サッカー本

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プロフィール

profile_yohei22 yohei22です。背番号22番が好きです。日本代表でいえば中澤佑二から吉田麻也の系譜。僕自身も学生時代はCBでした。 サッカーやフットサルをプレーする傍ら、ゆるく現地観戦も。W杯はフランスから連続現地観戦。アーセナルファン。
サッカー書籍の紹介やコラム、海外現地観戦情報をお届けします。

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