たまにはバラエティ本も。

本書は、完全なバラエティ/お笑いの類に属する書籍で、アメトーークなどで有名になった「○○あるある」のJリーグ版である。小難しい戦術や育成の本を読むのもいいが、たまにはこういったライトな本も息抜きになっていいものである。

僕は、こういった最初からバラエティを狙った企画本を決して否定しない。Jリーグはライト層を観客として取り込まなければジリ貧傾向が避けられず、その取り込みのためならバラエティだろうがアイドルだろうが、なんだろうが(一線を踏み越えない=選手や試合そのもののイメージを傷つけない限り)どんどん採用すべきであると考える。これもまた、サッカーの裾野を広げる大事な一手である。

内容は、以下の6章から構成されている。

  1. Jリーグあるある
  2. 選手あるあるPART1
  3. 選手あるあるPART2
  4. 女子サポーターあるある
  5. J2あるある
  6. 記者あるある

中でもおもしろいのが女子サポーターあるあるとJ2あるある。両方ともにサポーターの声を拾っているのでリアリティがあってクスっとくる内容もある。

特に女子に関しては、以前に「ゴール裏女子あるある」がツイッターでハッシュタグつきで盛り上がったこともあり、話題性は充分である。
参照:ドメサカ板まとめブログ : 思わずうなずいてしまう「ゴール裏女子あるある」が話題に

また、出版社は異なるが趣旨は似ている『サッカーあるある』という本もある。個人的には『サッカーあるある』の方がクスっとくる内容が多かった。特に松木安太郎氏に関する話題や、レアンドロ選抜は秀逸。筆者の書評はこちら



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